2019年10月から消費税が10%に増税されました。
しかし、キャッシュレス対応(アプリやクレジットカード・電子マネー)で支払いをすると最大5%還元してくれるということもありPayPayなどのキャッシュレスアプリを利用して支払う人もどんどん増えてきました。
ただ、ここで不安になるのは…
- 本当にキャッシュレスアプリって安全なの?
- 過去に不正アクセスがあったというニュースがあって怖い
という悩みになるでしょう
自分の個人情報が漏れてしまうのであれば消費税10%払ってもいいから現金で払いたいと思う人も多いかと思います。
目次
キャッシュレスアプリはトラブルが多い

キャッシュレスアプリが導入されたのは2018年ごろがほとんどです。
ただ、やはり導入が始まった頃は結構トラブルが多いです。
過去にこういったトラブルがあったので紹介したいと思います。
PayPayのトラブル:利用が集中してサービスが利用できなくなる
PayPayは過去2回、大型キャンペーンの際にトラブルを起こしています。
ひとつめは2018年12月、100億円キャンペーンということで特定の支払いで20%還元、さらに40回に1回全額還元してくれるという超お得なキャンペーンを
ふたつめは2019年10月5日PayPay感謝デーキャンペーンということで上記と同様の還元キャンペーンを行なっていました。
しかし、この2つとも共通して起こったのはあまりに利用する人が増えたことでサーバーがダウンしてしまい支払いができなくなってしまったのです。
PayPay側は緊急メンテナンスを行いクレジットカードでの支払いを停止するなどしてサーバーの負荷を抑える形をとるなどの対策をし翌日6日の朝に復旧しました。
7Payのトラブル:不正チャージや不正利用によりわずか3ヶ月でサービス終了
セブンイレブンやイトーヨーカドーなどでおなじみのセブン&アイホールディングスが提供したキャッシュレスアプリ7Payは2019年7月からサービス開始しました。
ところがサービス開始から2日目にお客様から「身に覚えのない取引があった」というクレームが複数あったことからサービスを中止し改善に努めましたが9月末をもって7Payのサービスを終了することを発表。
事実上たった2日間しか稼働しませんでした。
原因は7Payの開発体制がしっかりしていなかったことと、セキュリティがぜい弱だったこと(本来は2段階認証が当たり前だがそれがされておらず利用者のパスワードを手に入れやすかった)が理由です。
10月から始まっている政府が主導しているキャッシュレスのキャンペーンに間に合わせるために半ば強行なスケジュールを取った事によってセキュリティが甘くなってしまったとも言われています。
キャッシュレスアプリのセキュリティはとてもしっかりしている

キャッシュレスアプリはいわゆるお金を使うのでどちらかと言うと他のアプリよりもしっかりしたセキュリティを持っていないと怖いですよね。
調べたところ、どこのキャッシュレスアプリでも導入していたのが2段階認証です。
2段階認証というのは、簡単に言うと2回別のパスワードを入力してこのIDは間違いなく本人であることを確認するためにやる作業になります。
PayPayの場合、初期設定の際まずPayPay用のIDとパスワードを作成するために名前や電話番号・メールアドレス・生年月日などを入力します。
そして、登録するボタンを押した後にご本人様のメールアドレスもしくは電話番号にメールが「ワンタイムパスワードのお知らせ」と言うメールが届きます。
それと合わせて登録画面にも「メールに書いてあるワンタイムパスワードを入力してください」と言う文言とテキストボックスが出てくるので、メールにあるワンタイムパスワードを入れて合っていたら本人確認OKということで登録完了になります。
安心してキャッシュレスアプリを利用するためにやって欲しい3つのこと

キャッシュレスアプリのトラブルに関するニュースを見ているとやっぱり不安だなと思う人もいると思いますが、私たちも何かしら対策を取っておけば全然便利な機能になると思います。
というわけで、ここからは初心者向けにキャッシュレスアプリを入れた際気をつけた方がいいことを3つ紹介します。
- パスワードは定期的に更新する
- キャッシュレスアプリを開く際、端末認証をつける
- 無理して買わない
ひとつずつ紹介しますね
パスワードは定期的に更新する
これは他のアプリやWebサービスでもそうですが、定期的にパスワードの変更をしていきましょう。
定期的というのはおよそ3ヶ月くらいを目処に変えるのが良いでしょう。
不正使用される理由の一つとしてパスワードが乗っ取られてしまう事により利用されるというのがあります。
覚えやすい生年月日や電話番号だと推測されやすいので推測されにくい番号やアルファベット・記号を混ぜて作っていきましょう。
パスワードについては以前記事でも書きましたのでこちらもご参考までに。

キャッシュレスアプリを開く際端末認証をつける

端末認証というのは、支払いを行う際やアプリを開く際利用している本人ですというのを確認するために、スマホを利用する際に行う生体認証(顔認証・指紋認証)とパスワードを使って開くように設定することです。
端末認証をつけておく事によって、スマホを紛失した際不正に利用されることを防ぐことができます。
端末認証のやり方はほぼアプリ共通で設定→セキュリティ→端末認証を有効にするをオン→指紋・顔認証をすれば完了です。
無理して買わない
最後はITとは全く関係のないことですが…
やはり、キャンペーンで全額還元や20%還元と書いてあったらお得と感じて使いたくなる気持ちはすごくわかります。
しかし、その時に欲しい気持ちが全く湧かないのに、無理して買ってしまったことで無駄になってしまうことはもちろん利用が集中してしまい最終的に支払いができなかったというトラブルを招く原因になってしまいます。
なので、欲しいものが無いのに無理して何かを買うというのは辞めましょう。
全額還元キャンペーンはそれ1回だけではなく定期的に開催されます。
その時までに何を買うか計画してみてはいかがでしょうか?
さいごに
というわけでキャッシュレスアプリのセキュリティについて今回はご説明させていただきました。
簡単にまとめます。
- キャッシュレスは比較的新しいアプリなのでトラブルが起こりやすい
- キャッシュレスアプリは2段階認証で初期設定をしているので安心
- 定期的にパスワードの変更をする
- 端末認証をつける
- キャンペーンなどの時は利用が集中するためなるべくそれ以外の日に利用するようにする(無理して物は買わない)
