スマートフォンを購入する際、皆さんどこを見ていますか?
おそらく価格やiPhone・Galaxyなどブランドで選んでいる人が多いと思います。
しかし、そこだけではなくもっと見て欲しいところがあるのです。
それは、スマートフォンのスペック
スペックは商品紹介のサイトや家電量販店でもアイコンで表現されていてわかりやすく記載されています。
家電量販店(HuawaiP30Lite)

商品サイト(ドコモHP:HuawaiP30Proより)

でも、中にはCPUとかメモリとかどんな種類がいいのかわからない人も多いと思います。
目次
スペックの項目
- システム(OS)
- プロセッサ(CPU)
- メモリ(RAM)
- 保存容器(ROM)
- バッテリー容量
- ディスプレイ
- カメラ
- 防水・防じん
- Bluetooth
- VoLTE(ボルテ)
- SIMカード
システム(OS)
スマートフォンを動かすためにはソフトウェアというシステムがないと動かすことができません。
その中でも一番重要なのがOSという基本ソフトウェア
OSはオペレーティングシステムの略称です。
例えば…
- 電源動かしなさい
- 地図アプリ開きなさい
- 相手からLINEが来たらちゃんと通知してください
という時にこのあと紹介するCPUからの支持を受け答えてあげるシステムと考えれば良いでしょう。
どんな感じで書かれているかというと
- iOS(iPhone)
- android(Galaxy・Xperiaなど)
- Windows
皆さん聞いたことある名前ですよね。
スマートフォンではiOSとandroidが主流になります。
あまり出回ってませんが、実はPCでおなじみのWindowsもスマートフォンを扱っています。
プロセッサ(CPU)
CPUは先ほど紹介したOS同様スマートフォンを動かす為に必須の機械になります。
CPUの正式名称は中央処理装置と言います。
CPUがどんな役割をするかというと図の通り例えば
とスマートフォンに指示を出します。
するとCPUが計算して、必要なソフトに指示を出し、答えをディスプレイに出す。
ということを行います。
スポーツでいうと監督やコーチ・リーダー的な役割を果たす係と考えたら良いでしょう。
長くなりましたが、主にどんな風に書かれているかと言いますと
- A13 Bionicチップ(iPhone)
- Qualcomm® Snapdragon™ 710/オクタコア 2.2GHz + 1.7GHz
- Qualcomm® Snapdragon™ 410 MSM8916 クアッドコア 1.2GHz
一番上はiPhoneで、真ん中と下はandroidで使用しているCPUです。
iPhoneのカタログにはCPUではなくチップという名前で書かれていまして、最後の数字が大きいほど性能の良いCPUになります。
2つ目、3つ目は見てわかる通り数字の大きい方がスペックが高いというか強い機械になります。
オクタコアとクアッドコアの違いはCPUの数で…
- オクタコアはCPUが8つ
- クアッドコアはCPUが4つ
あるとのこと。
つまりはCPUの数が多いほど強いかつ処理力が早いスマホになります。
その分、お値段も高くなります。
メモリ(RAM)
RAMは基本スマートフォンが動いているときに働くメモリです。
読み書きができるので、例えばすでに保存されている文書に追加入力して上書きすることができます。
ただし、保存するボタン押さないと内容は消えてしまうので注意が必要です。(閉じる際に「本当に保存しないまま閉じて大丈夫ですか?」というメッセージが出ますが…)
そんでもって、RAMのメモリ数が多ければ多いほどイラストや動画の編集がしやすくなります。
また、複数のアプリを開くとたまに固まって落ちてしまうことが、パソコンでもスマートフォンでもあると思いますが、メモリの容量が多ければ多いほど防ぐことができます。
iPhoneの商品紹介にはメモリの記載がありませんが、Androidの商品紹介には書いています。
ほとんどが4GBもしくは8GBです。
保存容器(ROM)
ROMも同じくスマートフォンを動かすためのメモリになりますが、こちらは読み出しのみで、データを上書きすることはできません。
では、どういう役割を果たすかと言いますとスマートフォンとしてはデータを保存するハードディスクやUSBメモリの役割と考えれば良いでしょう。
以前のAndroidスマホはSDカードを入れることもできましたが、今は防水防じん機能などスペックが増えたことや、データ保存はクラウドを利用する方向に変えた人もいることからiPhone同様内部にSDカードを入れるような仕組みに変わってきています。
どんな感じで書いているかと言いますと
iPhoneの場合は、64GB、128GB、256GBといった感じで
AndroidはROM128GBや先ほど紹介したRAMと一緒に書いていることがほとんどです。
バッテリー容量
その名の通り、電池の容量がどのくらいあるかです。
数が大きければ大きいほど、長く使うことができます。
ディスプレイ
ディスプレイはスマートフォンの画面のことを言います。
iPhoneの説明書きはこんな感じ

Androidはこんな感じで書かれています

全て説明すると大変なのでここでは一部だけ紹介します。
〜インチ:スマホの大きさ(対角線上に測った時の大きさで大きければ大きいほどサイズも大きい)
〇〇ピクセル×△△ピクセル:ピクセルというのはディスプレイの中にある粒みたいなもの。大きければ大きいほどきめ細かくキレイな画像を写します。
最近のスマートフォンは、省エネや厚さが薄い有機ELを扱っていてとても明るく色を鮮やかに表現してくれます。
カメラ
カメラも最近はAI機能が搭載されているスマートフォンも多いので人物や背景をキレイに撮影する機能があるものも多いです。(iPhone・Androidともに)
その他、カタログに書いてあることで皆さんが気になる部分を紹介します。
- アウトカメラ:裏面にあるレンズ。最新の機種では3個ついていることもあって、広角・超広角・望遠という形でスマホだけで様々な写真を撮影することができる。
- 広角:人間の目で感じるよりも広い範囲を撮影
- 超広角:広角レンズよりさらに広い範囲を撮影
- 望遠:より遠くのものを大きく撮影
- インカメラ:ディスプレイ側についているレンズで1個のみ。
主には自撮りで利用することがほとんど。
画素については、先ほどのディスプレイの項目で紹介したように数が大きいほど粒がたくさん入っているのでとてもキレイな写真や動画を撮影することができます。
防水・防じん
最近のスマートフォンは防水・防じん機能がついているのがほとんどです。
わざとプールや温泉で利用する以外であれば安心して利用することができます。
Wifi規格
ほとんどのスマートフォンのWi-Fi規格はIEEE802.11 a/b/g/n/ac という感じになっていますが、後ろのアルファベットは周波数を表しています。
規格 | 通信速度(最大) | 周波数 |
a | 54Mbps | 5GHz帯 |
b | 11Mbps | 2.4GHz帯 |
g | 54Mbps | 2.4GHz帯 |
n | 300Mbps | 2.4G帯/5GHz帯 |
ac | 6.9Gbps | 5GHz帯 |
一番最新なのは、一番下のacという規格で通信速度も周波数も大きいですが場所や接続する機械によっては合わないものもあります。
詳しいことについてはIO・DATAさんのサイトに書いていますのでこちらも合わせてご覧ください。
Bluetooth
Bluetoothは近距離通信のことを言います。
主にマウスやイヤホンなどのアクセサリを無線でつなげる時に利用します。
現在のバージョンは最新のBluetooth5.0を利用している端末がほとんどです。
Bluetoothの詳しい使い方についてはこちらもご覧ください

VoLTE(ボルテ)
docomo・au・ソフトバンクなど大手キャリアのカタログで書いていて何だろうと思う人もいるかと思いますが、VoLTEというのは音声通話やビデオ通話にて声がクリアに聞こえるシステムのことを言います。
最近はVoLTE HD+と言ってより声がクリアに聞こえるシステムになっているとのことです。
SIMカード
スマートフォンで音声通話や移動通信する際に必須のICカードです。
現在普及しているのは
- micro-SIM
- nano-SIM
- eSIM(日本ではまだ取り扱ってない)
の3種類で、新しいスマートフォンはほとんどnano-SIMというとても小さなSIMカードが利用されている。
さいごに
というわけで、今回はスマートフォンのスペックについて紹介しました。
機種変更や新たに購入する際の参考にしていてだければうれしいです。